続:魔王天神社 と 鳴沢熔岩樹型

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魔王天神社 について、調べてわかったことを覚え書きします。

 

・魔王天=大六天であり、大六天とは仏教でいうところの修行を邪魔する悪魔のひとつを指す

・大陸では悪魔的存在である天部衆だったが、仏教が日本に入ってきた時に、全部いっしょくたに信仰の対象となってしまった

・江戸時代以前(神仏分離令以前)は大六天神社が各地にあったが、現在は旧相模国武蔵国を中心とした関東圏にしかなく、近畿には見られない

 

・欧米人の記録に織田信長は自らのことを「大六天」と名乗ったとある

・そのため、豊臣秀吉は天下を取ったのち、織田信長をおそれるあまり、信長が信仰していた大六天神社をことごとく潰した、という理由で近畿にはないらしい

 

・鳴沢の魔王天神社のご祭神がなぜ経津主命(ふつぬしのみこと)なのかは不明だが、千葉県香取市にも大六天神社がある。

香取市といえば香取神宮香取神宮といえば経津主命(ふつぬしのみこと)が主祭神。何か関係があるのだろうか?)