【進撃の巨人】Season3 が好きすぎて Final Season が見られない件

進撃の巨人

 
現在、大人気 TVアニメ「進撃の巨人  The Final Season」がクライマックス目前、 佳境を迎えている。

 

私はふだんアニメをあまり見ない方なのだが、 進撃の巨人 だけは好きで Season3までは一生懸命見ていた。
しかし Final Seasonに入ったところで雰囲気が変わってしまったため 見るのをやめてしまった。
 
それでもやはり最後まで見たいので 何回もチャレンジしてみるのだが どうしても駄目で、わがご主人にいたっては 序盤を見たきり 「汚されたくないから」と、それ以来 二度と見ようとしない(ひどい…)。
 
 

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私も先週 最新話を見て「やっぱり無理だ」と思い、もう二度と見ないことに決めた。

一生懸命制作されているMAPPAさんやスタッフの方や声優さん、そして作者の諫山 創先生には本当に申し訳なく思う。 スライディング土下座してお一人ずつ詫びたいくらいだ。
 
だが、あまりにも Season3までがすごすぎたのだ。
特にSeason3-54話は、もうこの人たち これやって死ぬのかな
みたいな、尋常でない熱量があった。
 
 
 
54話に限っていえば、もはや週間アニメのレベルではなく さながら映画の様で、原作すら超える勢いであった。
 
クレジットを見ると 54話と 最終回の59話のみ、荒木哲郎 総監督 自ら演出をされているようだ。 さすがである。
 

アニメの「音響」について

私はアニメの中でも特に「」に関する部分、主に声優さんのと、劇伴音楽が ものすごく気になる方なのだが、Season 3 までの WIT STUDIOは 作画はもちろんだが、音響パートもかなりすごかった。

 

澤野弘之さんのバツグンに素晴らしい楽曲、それを「ここしかないだろ!」っていう超超超パーフェクトなタイミングに決めてくる音響監督の三間雅文さんには、本当に何度も何度もシビれた。

 

声優さんたちの芝居もキャスティングも、本当に最高だった。
 
 
↑ こちらも54話。音楽・演技・作画・演出、すべてが 最高すぎる…
 
 
なのになのに、彼らは今だっているはずなのに、監督とアニメ会社が違うだけでこんなに違うのか、と愕然とする。 まあ ある種勉強になったというか。 素材は同じでも料理長によってこんなに味変わる?みたいな。

とにかく、荒木監督 WIT STUDIO がどんなにすごかったか という事なのだが、個人的には「編集」という仕事に注目したい。
 

「編集」という仕事について

「編集」という アニメ制作の中でも目立たないが非常に重要な行程を担当されているのが、編集技師の 肥田文さんだ。 彼女は なんと監督の奥様である。

 

ものづくりの現場にあって、しかも他者と共同で作品を作る場合、リーダーとなる人がどれだけ他のスタッフに自分のイメージをしっかり伝えられるか、理解してもらえるかは本当に重要と思う。

 

監督がしっかり具体的な指示ができること、そして監督の意図を的確に理解してくれるスタッフが周囲にいること。

 

良い作品づくりは この2点に大きくかかっていると言っても過言ではない。

 

その点において、誰よりも監督とイメージを共有できる環境にあるだろう奥様が、作品の総仕上げである編集技師というポジションにいるというのは、果たしてどれほどの強みであろうか。

まして、Season 3 までの最も優れていると感じる点のひとつに、セリフや動きの 間尺の絶妙さ があると思う。

個人的にはこの奥様の存在が裏のキーマンじゃないのかなあなんて、想像して楽しんでいる。
 
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肥田文さんのインタビュー記事!

「音響監督」という仕事がよくわかる!
ベテラン音響監督 田中 英行さんインタビュー記事
 
 

おわりに

この 荒木監督 WIT STUDIO の偉業がSeason3までとなってしまったことは非常に残念だが、しかし、もしあのままFinal Season までやっていたら、本当に日本アニメ界のトップを獲ってたかもしれない。
でも、だからこそ最後までやらなかったことに、きっと何か大きな意味があるのだろうと思う。

私はこれからも、Season3までを何度も見て目にやきつけるだろう。そしてその後ラストまでは、原作を脳内補正しながら楽しむ所存である。

素晴らしいアニメを作ってくれて、本当にありがとう。心から感謝を言いたいです。
 

 

 
 
荒木監督 最新作「バブル」  2022年5月13日 全国公開!
 

制作はもちろん WIT STUDIO、音楽は澤野弘之さん!
声優陣ではエレン役 梶裕貴さんとアルミン役 井上麻里奈さんも参加!

これは観るしか!

 

 

 

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。