“免疫細胞増やし副作用も少なく” 長崎大学ががんの新たな治療法開発 2030年実用化目指す

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長崎大学で研究開発されている、副作用の少ない画期的ながんの治療薬

「もし、副作用が無いようなあるいは、極めて少ないような治療薬ができるんだったら、がんがそんなに怖くない病気になるんじゃないかと」

がんの新たな治療薬を開発しているのは長崎大学『先端創薬イノベーションセンター』の田中義正教授ら。

研究が軌道に乗ったことから学内にベンチャー企業を立ち上げ、3月14日、大学7例目の「長崎大学発ベンチャー」に認定された。


“免疫細胞増やし副作用も少なく” 長崎大学ががんの新たな治療法開発 2030年実用化目指す
田中義正 教授:
「35年間くらいがん免疫療法をやってきたんですけれども今回一番手応えがあってこれは行くんじゃないかということで今回思い切って起業することにしました。治療効果が非常に高くて副作用がほとんど無いようながんの治療法を開発していければなと思っています」


長崎大学先端創薬イノベーションセンター」の田中義正センター長を中心に立ち上げた「株式会社SCMバイオメディカ」。

この企業が取り組むのは、がん治療における「SCM(Stem Cell Memory)療法」と呼ばれる治療薬の開発。

開発された薬を体内にいれることで、がんを攻撃する人間の免疫細胞を増やし、より効果的にがん治療を行うことができる。

2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の本庶佑名誉教授が発見し、現在、実用化されている「免疫チェックポイント阻害剤」と併用することで、従来の抗がん剤治療よりも治療効果が高くなる上、副作用も少なくできるという。
完成すればほとんどのがんへの効果が期待されるとしている。

 

SCM療法

 

株式会社SCMバイオメディカ田中義正代表取締役(59):
「免疫エフェクター細胞(がん細胞を死滅させる細胞)を助けるものと数を増やすもの、その2つを組み合わせるのが今回開発したSCM療法。がんそのものよりもむしろ治療法に恐怖があると思う。もし副作用がないような治療ができるんだったら、がんがそれほど怖くない病気になるのではないかと」


田中教授らが設立したベンチャー企業は、数億円規模の資金調達に取り組むと共に、長崎大学病院での治験に向けた準備を進めるということ。
現在は動物実験の段階で、再来年ごろからヒトで安全性や効果を調べる『治験』へと進み、2030年の一般流通を目指している。


元記事↓

“免疫細胞増やし副作用も少なく” 長崎大学ががんの新たな治療法開発 2030年実用化目指す《長崎》|NIB NEWS NNN

「がんが怖くない病気になれば」副作用が少ない がん治療薬開発へ 長崎大学ベンチャー企業立ち上げ | ニュース | NBC長崎放送 (1ページ)

【長崎】副作用の少ないがん治療薬開発へ ベンチャー企業「SCMバイオメディカ」が「長崎大学発ベンチャー」認定(長崎文化放送) - Yahoo!ニュース



 

 

 

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