(鳴沢村役場HPより https://www.vill.narusawa.yamanashi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=15628)
ご由緒と概要
当社は、西八代郡下部町の熊野神社近くに承和3年(836)、大夫正信が創建し、享禄元年(1528)神慮により現社地に遷宮された。
また、この社中に古太郎坊という小詞があり、後に道開きの神として富士の中腹、小御嶽に遷座して小御嶽権現と称して、現在の富士山小御嶽神社の元となったといわれている。
「魔王天」という名は、天部の下から六番目の他化自在天(たけじざいてん)に由来(魔王天、第六天(大六天)とも言う)する。 「他化自在天」とも。
仏道を究めようとする修行者を邪魔する仏敵でありながら、最終的には仏教の守り神となった。
古代史の研究家によると大六天・魔王天の神社はかなりの数あったといわれているが、明治の廃仏毀釈のより、魔王天のような天部の名のついた仏教的神社は廃止された。
都市部ではなかったためか、古い名前を残している珍しい神社である。
剣の神であることから、境内には刀剣・三叉戟(さんさげき)が数多く奉納されている。
動機は鳴沢村付近で散歩をしたかったのと、単純に、名前に惹かれたから…。
こじんまりした鳥居をくぐり、急な石段を登り切ったところに拝殿があります。
帰宅してから色々調べてみると、わりと厳しい神様だと感じた人が多いようでした。
それはきっと、魔王天神社という何だかものすごい名前であることに加えて、ご祭神が、剣の神である経津主命(ふつぬしのみこと)というキレッキレなイメージによるものではないでしょうか。
かくいう私も、ご参拝の折に、ふいに"しっかり名乗らなければ!"という気がしたので、氏名と住所を申し上げてから感謝を述べたような気がします。確か。
しかし全体的には私はそんなに怖いという印象はなく、穏やかな自然の中の神社、という印象でした。
こちらの神社は本殿はなく、裏にある小山をご神体として祀ってある神社だそうです。
拝殿の奥に小道があったので、そのまま散策。
しばらく行くと獣よけの電気柵がありますが、特に立ち入り禁止ではなさそうだったので、さらに奥、頂上付近へ向かいました。
頂上付近では、その日は富士山が良く見えました。
富士山のちょうど向かいなので、呼吸とグラウンディングで富士山のエネルギーに心を合わせて、とても良い時間を過ごさせていただきました。
それから神社を降りて、すぐ近くにある溶岩樹形を散策して帰りました。
魔王天神社も溶岩樹形も、期待していなかったせいもあり、思いのほか楽しい時間でした。
魔王天神社
所在地
お問い合わせ先
TEL:04‐7154‐7377
【公共交通機関のご利用】
最寄駅:富士急行線河口湖駅からバスで20分 最寄バス停:鳴沢停留所から徒歩6分あるいは樹型溶岩前停留所 徒歩2分
【自動車のご利用】
中央自動車道河口湖ICから約15分 ※駐車場有
ホームページ
富士山の神社:http://www.fujisan-jinja.com/yamanashi/maouten/index.php
※公式HPなし
鳴沢熔岩樹型
魔王天神社から歩いてすぐ。駐車場あり。
所要時間:両方ゆっくり回って約2時間