世界各地の民族音楽ではどうか?
(北欧サーミ族のシャーマン太鼓)
これまで記録がたくさん残っているため西洋音楽を中心に見てきたが、もちろん世界各地に残る民族音楽にも、ハーモニーは存在する。
しかし、多くの民族音楽、特に先住民族や少数民族に伝わるような古くからあるものは口承が多く、文字などで記録されていないため、その起源をさかのぼることは不可能に近い。
キリスト教の影響をあまり受けてなさそうな民族音楽は、圧倒的に単旋律のものが多いように思われる。
例えば我が国 日本においても、催馬楽などの古代の歌から 長唄などの伝統的な邦楽まで、基本的にハーモニーはなく単旋律である。
の3つがあると紹介されていた。
ブヌン族(台湾)
ボルネオ島の先住民の音楽(ムルット族など?)
ダンスの動画ばかりで、どうしても歌の動画を発見できなかったが、ムルット族はこんな人々のようだ。
インドネシアの音楽文化と似た感じである。
こちらのレコードショップのサイトでムルット族の古い録音のCDを扱っておられたようだ(現在sold out)。
(「LISTEN1」というリンクから試聴ができます)
いかんせん、こちらも情報があまりにも少なく、同じくムルット族も現在キリスト教徒が多いとの情報もあり、古代からハーモニーを持つ民族なのかは不明。
しかしブヌン族もムルット族も、どちらも首狩りの風習があったという奇妙な符号が不思議である。
(ムルット族について)
https://wiki2th.com/ja/Murut_people
その他、ボルネオの先住民族についてはペナン族に関して言及しているサイトも多数見かけたが、いずれも歌の動画を発見することができなかった。
クロアチアのクラパ(男声合唱)
クラパ(クロアチア語: Klapa)は、クロアチアのダルマチア地方で行われているア・カペラ(無伴奏)の男声合唱である。
ユネスコ無形文化財(UNESCO Intangible Cultural Heritage of Humanity)にも登録されているが、キリスト教音楽の影響がみられるそうなので、今回は特に取り上げない。
ピグミー族(アフリカ)
こちらはアカ族のもの。
ポリフォニーとは言えないかもしれないが、こちらもとても良い。↓
アフリカにはピグミー族やアカ族以外にも、まだまだこうした古代から受け継がれている素晴らしいポリフォニーな歌があるのに違いない。
番外編、というかオマケです。。。