近頃はすっかり暖かくなり、春めいた雰囲気になって参りましたね。
アーユルヴェーダや東洋医学では、春は 冬の間に蓄積された「毒素」を排出する季節とされています。
体のエネルギーは排出に向かっていますので、この時期は「出す」ことを意識して、「入れる」ことは控えることが肝要です。
花粉症の症状のひとつである鼻水も、薬で止めてしまうのはあまり良くありません。
お仕事によっては難しいかもしれませんが、できるだけ体からどんどん出します。
白湯などで水分も補うことも忘れないようにしましょう。
ですので、この時期は食事の量は減らすのが良いとされています。
もし 「以前から断食に興味があって…」と言う方は、是非今の時期にトライしてみてください。
もともと体があまり食べ物を必要としない時期なので、他の季節に行うよりもずっと楽に行うことができます。
5月からはもう立夏、夏となってしまうので、断食体験は遅くとも4月末までがおススメです。
気温が高くなるとともに、体は緩み、味覚はぼやけます。
ですので、辛いものを取って体に刺激を与えるようにします。
味は「辛味・渋味(山菜など)」を取ります。
反対に控えるものは「甘味」と「油っこいもの」です。
ただし、蜂蜜はこの季節には向いています。
天然で非加熱のものを、加熱せずに生のまま取ります。(※乳幼児には与えません)
この季節の日々の過ごし方としては、食事を少な目にするのと、軽く息が弾むほどの適度な運動を行うと良いです。
また、お花を愛でるのが良いとされています。
眠くてしょうがない、という方は食事の摂りすぎのサインなので、食事の量を減らしましょう。
断食までしなくとも、今日はちょっと調子が悪いな、と感じた日には、思い切って夕食を抜いてみるとか、野菜ジュースだけにしてみるのもおススメです。